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スタッフのつぶやき

2026/09/17

外壁しっくいの雨に対する処理はされている?

外壁しっくいの雨に対する処理はされている? 画像

こんにちは!

岩手県南(一関市・北上市・花巻市・遠野市・金ケ崎町・平泉町)を中心に、メンテナンスフリーで身体にやさしい自然素材の家づくりをしている、株式会社NATURAL SENSE(ナチュラルセンス)の藤原です。💠

外壁しっくいを雨から守る「そとかべバリア」の秘密

「せっかく塗ったしっくいの外壁が、雨でシミだらけになってしまったらどうしよう」——そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。外壁しっくいの雨に対する処理は、実はとても重要なポイントです。

今回は、「外壁しっくいの雨に対する処理はされている?」というテーマでお話していきます。

私たちの施工では、標準仕様として防汚剤「そとかべバリア」を採用しています。今回は、この「そとかべバリア」がどのようにして大切な外壁を雨から守ってくれるのか、詳しくご紹介したいと思います。

しっくいは「呼吸する壁」だからこそ、ひと工夫が必要

しっくいは古くから日本の建築に使われてきた、調湿性に優れた自然素材です。しかし、しっくいは多孔質、つまり目に見えないたくさんの小さな穴が空いている構造をしています。この構造のおかげで湿気を調整してくれる一方で、そのままでは雨水も吸い込みやすいという側面もあります。

そこで活躍するのが「そとかべバリア」です。

「そとかべバリア」がしっくいに与える変化

「そとかべバリア」は、多孔質のしっくい壁にしっかりと浸透し、表層部の組織を緻密に改質してくれる防汚剤です。壁の表面をコーティングして塞いでしまうのではなく、壁そのものの性質を内側から変えていくようなイメージです。

この処理によって壁際に生まれるのが「疎水性(そすいせい)」という性質です。

「撥水」ではなく「疎水」という絶妙な違い

ここで少し専門的なお話になりますが、とても大切なポイントなのでご説明させてください。

「そとかべバリア」がもたらすのは「撥水(はっすい)」ではなく「疎水(そすい)」です。この二つ、似ているようで実は異なる性質なんです。

撥水は、水を玉のようにコロコロと弾き飛ばすイメージ。一方、疎水は水が壁の表面に留まらず、スーッと流れ落ちていく性質のことを指します。

つまり「そとかべバリア」を施工した外壁は、雨水を強く弾くのではなく、水が壁の表面に馴染みすぎず、かといって玉状に弾かれるわけでもなく、自然に流れ落ちていくのです。この絶妙なバランスが、しっくい本来の風合いや調湿性を損なうことなく、雨水の浸入だけをしっかりと防いでくれる理由なのです。

雨のたびに、壁が洗われていく

疎水性を得た外壁しっくいでは、雨が降るたびに水が壁の表面を伝って流れ落ちていきます。これはつまり、雨が降るたびに外壁が自然に洗浄されているということ。

考えてみると、これはとても合理的な仕組みですよね。人の手でこまめにメンテナンスをしなくても、自然の雨が汚れを洗い流す手助けをしてくれるのです。

得られる3つの大きなメリット

「そとかべバリア」による疎水性効果によって、外壁にはさまざまな恩恵がもたらされます。

1. 雨水の浸入防止
壁の内部に雨水が入り込むことを防ぐため、建物の構造そのものを長期にわたって外部環境から守ります。

2. カビ・コケの繁殖抑制
壁に水分が留まりにくくなることで、カビやコケが繁殖するための湿った環境ができにくくなります。外壁の美観を長く保つことにつながります。

3. 白華現象(エフロレッセンス)の抑制
白華現象とは、壁の内部から染み出した水分が乾燥する際に、含まれる石灰分などが結晶化して白い粉状に浮き出てしまう現象です。雨水の浸入自体を防ぐことで、この白華現象の発生も抑えることができます。

建物の寿命を延ばす、目に見えない工夫

これらの効果が組み合わさることで、外壁の耐久性は大きく向上します。見た目の美しさが長持ちするだけでなく、建物そのものの寿命にも関わる重要な処理なのです。

しっくいという自然素材の風合いや呼吸性を活かしながら、弱点になりがちな雨への耐性をしっかりと補う——「そとかべバリア」は、まさにそんな縁の下の力持ちのような存在です。

外壁しっくいをご検討中の方は、こうした雨対策の処理がされているかどうかも、ぜひチェックしてみてくださいね。

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